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ソフトウェア情報
2025年6月12日

OXYGEN‑NET を用いた分散計測システムの構築

DEWETRON では、コンパクトで可搬性に優れたフロントエンドから、大規模なラックマウント型システムまで、幅広いデータ収集システムを提供しています。多くの用途では1台の測定器で要件を満たせますが、入力信号数が非常に多い場合や、計測ポイント間の距離が離れている場合には、より高度なソリューションが求められます。

このような課題は、耐久試験、風洞試験、振動試験などのアプリケーションでよく見られます。こうしたケースに対応するため、複数のデバイスを同期させ、シームレスなデータ収集と一元管理を可能にする “OXYGEN‑NET” を提供しています。本ニュースでは、OXYGEN‑NET の概要、主な特長、およびセットアップ方法を紹介します。

 

OXYGEN‑NET とは

OXYGEN‑NET は、同一 Ethernet ネットワーク上に接続された複数の DEWETRON(DEWEx)システムを、1つの多チャネル計測システムとして統合するための機能です。OXYGEN‑NET システムは、少なくとも1台のスレーブデバイスと1台のマスターデバイスで構成されますが、複数のスレーブおよびマスターを含めることも可能です。ネットワーク内のすべてのデバイスは完全に同期されており、各デバイスを個別に管理できると同時に、任意のマスターデバイスから集中管理を行えます。

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図1:OXYGEN-NETシステムの構成例

 

図1は、OXYGEN‑NET システムの構成例を示しています。 この例では、3台の DEWEx デバイスが外部のマスターPCに接続されています。左端のデバイスは、同期マスターとして動作しています。

 

OXYGEN‑NET はオプション機能であり、OXYGEN の標準ライセンスには含まれていません。

 

OXYGEN‑NET システムの特長

OXYGEN‑NET システムは、さまざまな業界において多くのメリットを提供します。以下に、複雑な計測アプリケーションに最適な理由となる主な特長を示します。

事実上制限のない計測チャネル数
OXYGEN‑NET を使用すると、必要に応じてデバイスを追加できます。数百、数千、あるいはそれ以上の計測チャネルへとシステムを拡張することが可能です。多数の信号を同期して取得する必要がある風洞試験などの用途において、特に有効です。

分散配置された計測システム
OXYGEN‑NET を使用することで、デバイスを広いエリアに分散配置しながら、同期したデータ収集が可能になります。
PTP 同期信号を使用すれば、PTP 対応 Ethernet スイッチを介して、最大 1,000 m 離れたデバイス間の同期を実現できます。
GNSS 信号を使用することで、地理的に離れた拠点間のデバイスを同期させることも可能です。

柔軟なシステム構成
OXYGEN‑NET を使用することで、複雑な計測システムの管理を簡素化できます。すべてのノードは、任意のマスターデバイスから直接設定および制御できます。必要に応じて、各ユニットを設置場所で個別に設定・操作することも可能です。

効率的なデータ転送と保存
OXYGEN‑NET は、用途に応じた柔軟なデータ転送および保存を可能にします。必要なチャネルのみをマスターデバイスへ転送することで、ストレージ容量や演算負荷を効率的に削減できます。また、すべての生データをマスターデバイスへ転送することで、取得装置とマスターの両方にデータを保存する冗長構成を構築でき、データの安全性を高めることも可能です。

 

OXYGEN‑NET システムのセットアップ方法

ここでは、OXYGEN計測ソフトウェアを使用して、OXYGEN‑NET システムを 4 つのステップで簡単にセットアップする方法を紹介します。

1. すべてのデバイスを、同一の Ethernet ネットワークに物理的に接続します。

2. NET‑Settings タブで、すべてのデバイスに対して OXYGEN‑NET を有効化します。

2.1  すべてのユニットで「Enable OXYGEN‑NET」を有効にします。
2.2  すべてのスレーブユニットで「Allow claim」を有効にします。

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図2:OXYGEN‑NET 設定画面

 

3. NET‑Nodes タブで、使用するすべてのデバイスをクレーム(登録)します。

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図 3:ノードのクレーム

4:OXYGEN‑NET システムの同期

4.1. For automatic synchronization use “Auto setup”
4.2. For individual synchronization deactivate “Auto setup” and configure the synchronization input and output of each device.
4.3. A successful synchronization of all nodes is indicated by a green SYNC button.

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Fig. 4: Synchronization of OXYGEN-NET systems

お困りですか?

問題が発生した場合は、詳細なトラブルシューティングを掲載した OXYGEN Technical Reference を参照してください。本ドキュメントでは、さまざまなシステム構成例や追加の技術情報も紹介しています。 高度な設定や具体的なユースケースを含む、より詳しい情報については OXYGEN‑NET ホワイトペーパーをご覧ください。

さらにサポートが必要な場合は、サポートチームまでお気軽にお問い合わせください。